「着る服に迷わないって、こんなに心地いいんだ」と思ったのは、夏のワードローブを見直してから。
私の夏服はすべて、コットンかリネン。
肌あたりがやさしくて、洗濯にも気を遣わなくていいものばかりです。
汗ばむ季節、何より大事なのは“気軽さ”。
毎日気兼ねなく着られて、ガシガシ洗えて、すぐ乾く…
今回は、そんなワードローブをイラストと写真で紹介します。
この夏のワードローブは10着
トップス 5着
白Tシャツ:UNIQLO U
普段より1サイズ上げて着ています。
透けない厚さで使いやすいです。
ボーダーTシャツ:anySiS
少しふんわりした袖と、シワになりにくい生地。
きれいめにも合わせやすいです。
プリントTシャツ:(旅先で購入)
スペイン バスク地方のサン・セバスティアンで買ったもの。
バックプリントに一目惚れしました。
コーヒーを飲むおじさん
フレンチスリーブシャツ:Monoprix(リメイク)
リバティ生地のシャツ。フランスのスーパー Monoprixで購入しました。
元々はオーバーサイズの長袖シャツでしたが、思いきって袖を外してリメイク。
鮮やかな花柄は夏にぴったり。出番が増えて満足しています。
リネンシャツ:無印良品(おさがり)
夫のおさがり。メンズのSサイズです。
艶のある貝ボタンに付け替えて、女性らしさを出しました。
ボトムス 2着
リネンパンツ:Monoprix
パンツは今シーズン入れ替えました。
きれいめに着たいので、ウエストボタン/ストレートシルエットの条件をもとに、
メンズの製品を選びました。
スカート:Te chi chi
5年前に購入した、リバティ生地のスカート。
一見幾何学模様ですが、よく見ると自転車柄なのがキュート。
ワンピース 2着
半袖ワンピース:UNIQLO / INES DE LA FRESSANGE PARIS
大好きだったイネスコラボ、初シーズン2014 SSのワンピース。
もう10年以上大切に着ています。
はっきりした色味の小花柄に、ベルトの赤いバックルがポイントです。
袖なしワンピース:UNIQLO / Marimekko
昨年2024 SSシーズンのもの。
欧州サイズのXSで、着丈は日本サイズより長めです。
Aラインで、身体のラインを拾わないところが気に入っています。
その他 1着+小物類
デニムジャケット:(古着/リメイク)
1日の中で気温差が大きいフランス。涼しい午前に羽織ります。
襟と袖カフスを自分で切り落とし、軽やかに着られるように。
リネンスカーフ:(ノーブランド)
こちらも防寒。
さらりとしていて気持ちいいです。
レザーサンダル:Bocage
昨年購入し、2シーズン目。
底のゴムを修理してもらって、今年も現役です。
爪がコンプレックスなので、隠れるようにグルカデザインを選びました。
カゴバッグ:(ノーブランド)
昨年、国際見本市のインドネシアブースで購入。
紐が長すぎたので、修理屋さんで短くしてもらいました。
キャップ:ARMEDANGELS
サステナブルセレクトショップで購入。
チャコールグレーの色味が気に入っています。
「買わなかったもの」と「手放さなかったもの」
買わなかったものは、無地のTシャツ。
シンプルなものは、「絶対使える」「必ず着る」と思いがち。
少し形が良かったり、生地が気に入ると欲しくなります。
私も今シーズン手が伸びかけました。
けれど、今着ているものがあるのです。
確かにシンプルなものならいつかは着るかもしれない。でも、今買う必要はない。
シンプルなものこそ、必要枚数の中で「買い換え」を徹底したいと思っています。
逆に、手放さなかったものもあります。
それは、リバティ生地のスカート。
正直出番はそう多くないです。合わせるものも選びます。
それでも、買ったときのときめきがまだそのままなので、手放さず残してあります。
少なくすることに囚われて、無理して”好き”をゼロにしなくても良いのです。
大切なのは、自分にとっての”ちょうどいい"をみつけること。
シンプルなものこそ少なく、好きなものは大切に。
これが私にとっての"ちょうどいい"です。
まとめ
フランスに来てから、服装へのこだわりもずいぶん変わりました。
フランスの女性たちは、Tシャツにデニムのラフな格好が当たり前で、出かける日にはさらっと1枚で着られるワンピース。
とにかく、楽に、軽やかに。
下着すら省略してしまう(!)ほどの潔さに、はじめは驚いたけれど…
いまでは私も、「着る」ことをもっと気楽に楽しめるようになった気がします。
コットンとリネン、そして気持ちの余白。
これが、私の夏の定番です。