「あぁ、良いな。欲しいな。買っちゃおうかな」
こう思ったとき、あなたはどうしますか?
私は部屋を片付けます。
今回は、物欲との向き合い方についてです。
なぜか突然、物が欲しくなる
突然の物欲ってありますよね。
それって、どんな時ですか?
SNSや広告を見たとき?
季節の変わり目?
気分が落ち込んでいるとき?
私は、素敵な人が持っているのを見たときです。
センスの良い憧れの誰かが持っていると、その物も輝いて見えます。
そして、それを持てば自分も素敵になれるかも…と想像します。
でもそれって、「本当に」欲しい物なんでしょうか?
物欲が出たら部屋を片付ける
私のルールは、「欲しいと思ったらまず片付ける」
理由は2つあります。
物も頭も整理できる
「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉がありますが、つまり物を整理すると頭も整理されるのです。
物をひとつひとつ手に取り片付けていると、自分のお気に入りの物/実はあまり使わない物が見えてきます。
また、せっかく綺麗にしたのに物を増やしたくない…と物欲がなくなることもあります。
冷静になる時間を作れる
すぐに買わず時間を置くと、冷静に判断することができます。
物欲が衝動的な物だったのか、それとも本当に欲しいと思っているのか。
片付けをすることで、熱を冷ます時間を作れるのです。
目の前に魅力的な物があるとやっぱり欲しくなりますよね。
一度離れて片付けをしながら、その物が自分の暮らしにフィットするのか、手元にあるイメージができるか、考えることが大切です。
片付けながら気づくこと
実際に片付けていると、こう思うかもしれません。
「あれ、もう持ってた」「似たような物があるな」
今手元にある物は、過去の「欲しかった物」
でもあまり使っていないという物もありますし、
逆にずっとお気に入りで使っている物には理由があります。
例えば、シャツ。
可愛い花柄のシャツは、春夏っぽい華やかな色が気に入ったのですが、秋冬には出番がありませんでした。
また、大きめのサイズ感としっかりした厚手生地は、普段家事をする時にはちょっと動きづらいことに気づきました。
思い切って袖を切ったら、動きやすく可愛い夏の服になってくれました。
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10年近く前に買ったストライプのシャツは、もうクタクタですがそれが良い。
柔らかく身体に馴染んで、暮らしを共にしてくれています。
何度買い替えようと思っても、これ以上の物に出会えず、まだ現役です。
せっかく過去にときめいて買った物なら、工夫して活かしたい。
買い物に失敗したなと思うなら、次は同じことをしない。
片付けをすると、どんなものが自分と暮らしにフィットしているのか気付けるのです。
そこでしか買えない物の場合
とはいえ、そこでしか買えない物に出会うこともあります。
旅先での出会いや、ラスト1点。
そのときは、こう問いかけます。
「これがたくさん並んでいたら、買う?」
「ここで買わなかったとしたら、似た物をいずれ買う?」
これしかない! ここでしかない! というレア感が、物をより魅力的に見せていることってよくあります。
もし自宅の近所にたくさん売っていたら、買わないかもしれません。
また、たくさんの物で溢れるこの世の中。オンラインなどで異国の物も手に入ります。
もしここで買わなくても、似た物を探していつか必ず買うと断言できるなら、今買うのも良いかもしれません。
私も旅先の衝動買いは経験があります。
その場ではすごく魅力的に見えたのに、家に置くと輝きを失ってしまった物。
なんだか急にひと回り縮んでしまったような、しゅんと萎れてしまったような…買ってきてごめんねと物に対して申し訳ないような気持ちになります。
そのときは「使い切る」という風に割り切ります。
長く大切に、とではなくどんどん使う。そして使い切ったら感謝して手放す。
もし置物だったら、もっと大事にしてくれる人に譲ったり、引っ越しか何か変化のタイミングで手放す。
そして、物に対する申し訳なさをもう味合わないように気をつけようと心に刻みます。
まとめ:欲しい気持ちも大事にする
「欲しい」と感じるのは、悪いことではないのです。
ただ、その物欲をどう扱うかが自分らしい暮らしに繋がっていきます。
片付けながら頭を整理したら、「それが欲しい」ではなく「何かが欲しい」のかも…と気づくかもしれません。
その場合、ちょっと良いチョコレートを買ってみるのはどうでしょう?
1粒のチョコとコーヒーの時間が、毎日の楽しみになりますし、物も増えません。
もし衝動買いしてしまっても、責めすぎないでください。
たいていの物は期間に差はあれど「消耗品」、一生物なんてそうそうないんです。
大切なのは、買った物を自分なりに使い切ることと、その時の後悔をきちんと整理して次に活かすことだと思います。
今回は、物欲との向き合い方についてお話ししました。
この記事が参考になれば嬉しいです。