友達いません。「ひとり」でも孤独でない理由|30代フランス駐在妻

2025/08/19

暮らしのこと



フランスでの暮らしが始まってから、「友達」と呼べる人が、近くにいなくなりました。


少しさみしさを感じた時期もあったけれど、強いホームシックに襲われたことはありません。

「ひとり」でいることに、不安も焦りもない。そんな毎日を、静かに楽しんでいる理由についてお話しします。


もともと友達が多くない


私はもともと、たくさんの人と集まって過ごすタイプではありませんでした。

年に数回会って近況報告をする、途切れない関係の友人が数人。


だから、フランスで新たに「友達を作らなきゃ」と焦る気持ちはあまりありませんでした。


友人たちとは、時折り「最近こんなことがあったよ」とメッセージを送り合います。

日本にいても海外にいても、変わらない距離感が心地良いです。



夫婦時間が増えた


夫とはもともと友人だったので、暮らしの中で起こることやふと思ったことを、自然と共有しています。

共通の趣味の話をしたり、ちょっとしたアイデアを話したり。


日本にいた頃より夫婦時間が増え、なんだか変な話ですが、友人としてもさらに仲良くなった気がします。


もちろん、ずっと一緒にいるからこその適度な距離感もあります。

でも、一緒にいて落ち着ける人がいることは、何より大きな安心です。



手紙を出す楽しみ


昔から手紙を書くのが好きでした。

クリスマスカードなど季節のたよりを書くことは、こちらに来てからの楽しみのひとつです。


日本から暑中見舞いを送ってくれる友人もいて、離れて暮らしているからこそのコミュニケーションに心が暖まります。



店員さんとのやりとり


顔なじみのパン屋さんや八百屋さんで、

挨拶を交わし、ひとことふたことの会話。

そのほんの一瞬と笑顔が、思っている以上に心をほぐしてくれます。


大きな会話がなくても、日々の中に小さな優しさがある。

それだけで、ずいぶん満たされている気がします。



自分のために、時間をていねいに使う


こちらの暮らしでは、日本ほど流行やスピードに振り回されることがありません。

「ひとり」の時間があるからこそ、自分の好きなことや場所にじっくり向き合えます。


人と比べることが少なくなって、

“こうすべき”という基準からも、少しずつ離れていけたように思います。



まとめ


たしかに、駐在先で友達がいないという状況は、「孤独」と捉えられることもあるかもしれません。


でも、私にとっては「静かで、落ち着いた暮らし」につながっているものです。

誰かと過ごす時間も好きだけれど、「ひとり」でいる時間も、同じくらい大切にしたい。



そんな心持ちで、今日も静かに、映えない暮らしを楽しんでいます。

プロフィール


さや
映えないけれど、ちょうどいい暮らし。海外駐在中/ゆるミニマル・ゆるサステナブルな生活の記録。

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