夏セールの季節。
フランスも soldes(ソルド)と呼ばれるセール期間が始まりました。
フランスでは、ソルドは年2回、国が決めた日程で行われます。
(最近はブラックフライデーなど様々なセールがあるようですが)
今年2025年の夏ソルドは、6月25日〜7月22日
さっそく買ったものを紹介しつつ、ゆるミニマリスト流 セール品の選び方についてお話しします。
購入品はワンピース
グリーンのリネンワンピース
フランスのスーパー monoprix で購入しました。
気に入ったポイントは、色と形。
鮮やかなグリーンは着映えしそう。
一見派手ですが、ネイビーや黒の小物と相性が良く、落ち着いた印象にもできます。
また、リネン素材の服は、ゆるっとした雰囲気のものが多いイメージですが、きちんと感のある形なのが気に入りました。
共布のウエストリボンを結んで、スニーカーやサンダルを合わせればカジュアルに。
革ベルトやローファーを合わせると、きれいめに。
印象を変えて、様々な場面で活躍してくれると思います。
セール品の選び方
ずっと欲しかったものだけ
私はセールが大好きです。
それは、お得に買えて節約になるから。
こんな声が聞こえてきそうですね。
「買わないのが一番の節約じゃないの?」
そうです。それが一番の節約です。
でも、”本当に必要で欲しいもの”をお得に買えるなら、それもまた節約だと思うのです。
私は今、敏感肌を守るために洋服を自然素材でそろえています。
洋服選びについてはこちら
今まで着ていた長袖ワンピースは化繊で、自然素材のインナーと併用するなど工夫しながら着ていました。
けれど、敏感肌の悪化から痒くて着られなくなってしまい、買い替えが必要でした。
このリネンワンピースは、初夏に発売されたときから欲しいものリストに入っていたもの。
でも予算から少しオーバーしていて、すぐには手にできず…
セールになったら買おうと決めていました。
結果、70€→35€の半額で購入。
本当に必要で欲しいものを、35€節約しながら買えたことになります。
セール品の一覧を見ない
物を検討するとき、オンラインショップを見る人も多いと思います。
そのときのポイントは、セール品の一覧を見ないこと。
セール品の中から、どれがお得かという視点で選ぶと、本来なら買わなかったはずのものを選んでしまう原因に。
また、他のものに目移りすることもあります。
例えばワンピースが欲しいなら、ワンピース全てが載っているページを見る。
そのとき、絞り込み条件を使います。
素材やワードで絞れるなら「リネン」
色は「グリーン」「ネイビー」など複数でも可。
どんなものが欲しいのか具体的にイメージすることが重要です。
このとき私は、値段では絞り込みません。
なぜなら、理想のものを見落とすかもしれないから。
もし予算10,000円で絞ったとき、理想のものが15,000円だったら…と想像してみてください。
10,000円の中で選んだものを買うのか、あと5,000円少貯めて理想のものを買うのか、どちらを選択するでしょう。
では、理想のものが50,000円だったら?
さすがに予算とかけ離れてしまい、購入はあきらめます。
それでも、見る意味はあるのです。
予算内のものと理想を見比べて、本当にこれで良いのかと検討できるからです。
納得できるなら10,000円のものを買えばいいし、見劣りするように感じるなら買わなければいい。
理想のものをイメージして、それと徹底的に比較する。
そうすることで、買ったあとの「なんとなく満足できない」を減らすことができます。
サイズや色を妥協しない
ここまで悩んで、最後に失敗しがちなのが、ほんの少しの妥協。
セール品は、サイズや色が欠けていることがよくあります。
そのとき、こう思ったりしませんか?
「本当はMサイズが良かったけれど、まぁSでも入るし…」
「グリーンが良かったけれど、ブルーでも可愛いかな…」
その妥協、本当にもったいないです。
自分を納得させようと言い聞かせているだけで、その商品は理想のものではなくなっています。
私はどんなに欲しくても、狙っていたものでも、サイズや色がジャストでなければ購入しません。
そのときは納得した気がしていても、翌日には違和感を感じて、いずれ着なくなるのを知っているからです。
まとめ
ここまでセール品の選び方についてお話ししましたが…
売り切れてしまったら絶対に後悔する! という理想のものに出会ったら、セールを待たずに手にしても良いのです。
もしそれが高価でとても手に届かないなら、あきらめましょう。
それを買わなくても良い。どうしても必要なら、安価なものを一旦選択しても良い。
(ただし一度買ったものは使い切る努力をする)
物にかけられる予算は、人によって違います。探す労力をかけられるかどうかも。
洋服は消耗品です。そのときの自分にとってベストな選択をできれば、それが一番です。
この世界には物があふれています。きっとまた、次の理想が見つかるときがきます。
これしかない、なんてないのです。
お金を払って、考える時間をかけて、保管する場所を使ってまで、物を手にするなら。
自分の心が本当に納得して満たされるものを、私は気長に探していきたいと思います。