まるで素足で歩いているみたい。
そんな感覚で履けるローファーを持っています。
革が柔らかく、自分の足の形にすっと馴染んでくれる一足です。
今日は、そのローファーとの付き合い方と、革靴を長く履く楽しみについて書いてみます。
裸足で履くなんて、と思っていた
以前は、靴の中に素足を入ることに少し抵抗がありました。
汗や臭いが気になったし、靴ずれしそうで怖かったからです。
でも、フランスに来てから考え方が変わりました。
こちらでは、裸足に革靴が普通。ローファーやバレエシューズも素足で履いています。
初めは驚きましたが、やってみると案外快適でした。
柔らかい革が足にぴったり沿って、どこにも当たらない。
むしろソックスを履くよりも心地よく感じる日さえあります。
冬はソックスやタイツと合わせて、夏は裸足で。
そのときどきの装いに合わせて変化できるのも、ローファーのいいところです。
足に馴染む、という感覚
このローファーは、初めから柔らかくて履きやすい靴でした。
でも、何度も履くうちに、だんだん「自分の靴」になっていく感じがあります。
革が足の形に沿ってくることで、毎回少しずつ履き心地が良くなっていく。
足と靴が一緒に育っていくような感覚です。
歩くたびに、履くたびに、少しずつ変化する。
その過程も楽しめるのが、革の靴ならではかもしれません。
何度でも直して、また履ける
もう何年も履いていますが、ソールは張り替えていますし、いずれは中敷きも。
修理を重ねながら、ずっと履けるのが革靴の魅力です。
傷やシワが増えていくのも、味として愛せるようになりました。
新品じゃなくてもいい、自分にとって心地いい靴。
それがいちばんです。
数より、付き合いの長さ
ミニマリストを目指していることもあって、靴の数は少なめです。
でも、「数が少ない」=「楽しめない」ではないと思っています。
むしろ、選んだものとしっかり向き合えるのは、数を絞っているからこそ。
自分にとって本当に心地いい靴を、何度でも修理して履く。
そんなふうにモノと付き合っていきたいと思っています。
まとめ
長く履ける一足があると、それだけで足取りが軽くなります。
季節が変わっても、気分が変わっても、変わらず寄り添ってくれる靴。
これからも、手入れをしながら、大事に履いていきたいです。